人口ピラミッド 2008 5 17
目を覚ませ。
外国人投資家の力によって、株価が急騰することもあるが、
結局、根本的な問題を解決していないから、
株価が元の木阿弥になってしまうことが、何度かあったでしょう。
これからもあるでしょう。
しかしながら、いつまでも外国人投資家に頼ることはできない。
辛抱強い外国人だって、日本に対して愛想が尽きる時が来るでしょう。
「強力な少子化対策」か、「移民の受け入れ」か。
残り時間は少なくなっている。
書評 book review 2005 5 3
書名 「人口ピラミッドがひっくり返るとき 高齢化社会の経済新ルール」
著者 ポール・ウォーレス 翻訳 高橋健次 出版社 相思社
低迷する個人消費、低迷する株価、低迷する地価。
こうしたものは、バブル経済の崩壊が原因で、傷口さえ治れば、
つまり、過剰な設備、過剰な債務、過剰な雇用が改善されれば、
日本経済も、元に戻ると考えていませんか。
しかし、三つの過剰と言われた「設備、債務、雇用」が改善しても、
日本経済は、さえない状態が続いています。
バブル経済の崩壊という「外傷」に目を奪われていますが、
もっと根本的な問題が潜んでいませんか。
それは、「人口ピラミッドがひっくり返る時」です。
日本経済も、日本の社会制度も、人口構造がピラミッド型であることを前提として、
成り立っているはずです。
そのピラミッドが、ひっくり返る時、どうなるか。